Windows 7では、「Starter」「Home Basic」「Home Premium」「Professional」「Enterprise」「Ultimate」の6つのエディションが用意される。いくつかのWebサイトなどでも報じられているが、ブログではわからないことが多い。
Windows 7 Starter
Starterは、ネットブックなどの限られた用途で利用される小型ノートPC向けのOSとなる。いってしまえば、ULPCやネットブック向けのWindows 7といえるだろう。
機能としては、最大3つまでのアプリケーションを同時に起動して、利用できる(つまり、アプリケーションの同時起動が3つに制限されている)。新しいネットワークのHome Groupをサポート。新しいタスクバーとジャンプリストもサポートされるが、新しいサムネイル表示機能などはサポートされない。
Windows 7 Home Basic
新興国市場向けに機能を限定したWindows 7。インターネットアクセスや基本的なアプリケーションの使用を目的としている。
ライブサムネイル機能、アドホック・ワイヤレスネットワーク、インターネット接続共有、モビリティセンターがサポートされている。なお、Home Basicは、新興国市場をターゲットとしているため、日本や米国などでは流通しない。
Windows 7 Home Premium
コンシューマ向けのWindows 7。日本や米国などで販売されるPCのほとんどが、Home Premiumがプリインストールされることになる。
Aero Glassなどの高度なUI機能をサポート。複数のPCやデバイスとのネットワーク機能、共有機能。H.264などのコーデックをサポートし、Blu-ray Discメディアにも対応する。また、DLNA 1.5をサポートし、家庭内のメディアプレーヤーに音楽やビデオなどの配信を行うことができる。マルチタッチや手書き機能もサポートされている。
ビジネス向けのWindows 7。Windows Vista Businessにあたるエディション。Professionalは、中小企業、高度なネットワークやバックアップ、セキュリティなどがサポートされている。Home PremiumではサポートされていないActive Directory環境(ドメイン参加)への対応、ファイルシステムの暗号化、Location Aware Printing機能により、Active Directory環境からHome Group環境にPCを持ち込んでも簡単にプリンタを見つけて、印刷できる機能をサポートしている。
Windows 7 Enterprise
企業向けのWindows 7で、ソフトウェアアシュアランス契約者にのみ提供されるエディション。
内蔵/外付けドライブへのBitLockerによるデータ保護や、Direct Access(新しいVPNシステム)による社内ネットワークへの接続、Branch Cacheによる支社/支店からのサーバーアクセスの高度化(Direct Access、Branch Cacheは、Windows Server 2008 R2と組み合わせた場合の機能)、AppLockerによる無許可ソフトの起動停止機能などがサポートされている。
また、Windows Vista Enterpriseが持っていた仮想化ライセンスは、Windows 7 Enterpriseでも引き継がれている。
Ultimateは、多言語パックを含むEnterpriseの機能+Home Premiumに登載されたすべての機能が包含されている。つまり、全部入りのWindows 7だ。とはいえ、EnterpriseとUltimateでは、ほとんど機能に差はないようだ。また、Windows Vista Ultimateで提供されていたUltimate Extrasなどは、Windows 7では存在しないという。
EnterpriseとUltimateの違いは、Enterpriseはライセンスのみ、Ultimateはプリインストールとアップグレードのみと、機能よりも提供形態の差といえる。


